Room
2016年 04月 10日
夜、ルームを観ました。
そう 笑えるシーンなんて一ヶ所もないのに、
最前列でゲラゲラ爆笑してるおじさんがいて。
帰れ。 笑
ジャック役のジェイコブ君の演技が素晴らしくて
生まれてから5歳になるまで
一度も外へ出たことがないということがどういうことなのか、
リアルな演技というか適格な表現が本当に素晴らしいの。
埼玉少女監禁事件もそうだけれど、
なぜ逃げなかったのかなんて愚問は
痛みを知らない人間が被害者に対して暴力をふるうようなもの。
世の中痴漢の被害にあっても恐怖で声すら出せない女性もいるというのに。
その苦しみは被害にあった人にしか本当の意味で理解されず、
そして理解できない人の心ない発言に再び被害者は傷つけられる。
ジャックは高校生の時に誘拐されたジョイと犯人の間に生まれた子供。
ジョイの父親が犯人の子である孫のジャックに対して直視できず、
それに気づいたジョイの気持ちが見ていて本当に苦しくて。。。
そんな中でも子供は強い。
でも本当は、子供は大人のために強いふりをしているのかもしれない。
敏感に察して、小さな変化に気づいて、大人のために強いふりをする。
ラスト。
ジャックが監禁されていたルームへ行きたいと言うのだけど、
当然母親のジョイにとっては二度と行きたくない場所で。
でもこの選択は間違っていなかった。
「トラウマになる前に克服せよ」 なんて
事件が事件なだけにこの場合当てはまらないと思うけれど、
この現場、この部屋に一度戻ることで、
ここからやっと彼女の新たな人生がスタートしたような気がしたな。
というわけで、ルームぜひみてね ♪
高台家の人々、楽しみ~ 笑
by miebien
| 2016-04-10 11:38
| 日常